第2週目土曜日(20日目)

朝食


朝から精神的な余裕が復活してきて、思い通りになる気がして食事を済ませた。

 

なんとなく直感で、今日がこの那須自動車学校を卒業する予感がしたからかもしれない。

 

2回目の卒業検定

検定の前に若干の説明があるのだが、今回説明した人は「検定は公務だから、検定中の動画を撮影するとその日の検定は全員の検定が全部中止になる」と言っていた。

 

かつて3回ほど事件があったとか。
動画を撮影することで、外部に検定コースなどを知られるのがNGなのかな?

 

自分が検定に合格しても、他の人が撮影しているために不合格になったら損害賠償がものすごい額に膨らむのはそうぞうに難くない。

 

同時に、「卒業検定といってもみきわめと同じ、緊張しないで気楽に」というコメントは緊張を和らげてくれる。

 

検定員 HYM 若い方

 

心理的にやりやすかった。

 

コースも技能、念のために自分の車で下見していたのもよかった。

 

なんと、路端停車(電柱などをバス停に見立てて止まるところ)は場所まで当てた(笑)

 

最後に言われたのは、発進の時の右と左の死角になる目視の部分の確認であった。

 

鋭角もできたし、方向転換では脱輪しそうになったけど一度切り返して難を逃れた。

 

おそらくこの検定員でなければ文句言われてたであろうかもしれない。

 

このときになってやっと妙な緊張感が消えた。

 

もし今日のこの卒業検定で合格しなければかなりの長期戦になりそうだと思ったが、それはない、という心の声も大きく聞こえた。

 

30分ほど待って卒業検定は無事、合格していた。

昼食


ここでの食事は最後の最後になることが決まった。

 

長らく食事を提供していただいた方には、本当に感謝して食事をとった。

 

卒業式

 

一度合格者は集まって「誓約書」を書かされる。

 

安全運転します、みたいなもの。

 

そして、3つの文章を自分で考えて書く。

 

コピーをかなり使いまわした感のある用紙に記入するところを見ると、かつてなんらかの事件があって、教習所で責任を負いたくないよ的なものにも思える。

 

合宿免許の卒業式といっても、卒業証書授与という形式ばったものではなく、免許センターに持っていくための書類チェックである。

 

卒業証明書は、後日免許センターで実技を免除します、という証明書を兼ねている。
卒業証明書

 

教習所の卒業はうれしいという気持ちよりも、ホッとしたという安堵感の方が大きかった。

 

那須自動車学校への友人紹介制度などの説明もあったが、自分としては積極的に紹介したくはない教習所だな、という気持ちになってしまっている。